未来
人生も後半に迫り残りの事を考える様になった。 この歳になると訃報も増え、見送った人も多くなる。 以前の記事でも書いたが、「死」を意識したのは大好きだった叔父の死からだ。 今の様に病院で亡くなり、葬儀業者が全て用意し、棺桶に入った顔を見るといっ…
幼少期にはTVのヒーローに憧れ、青年期は実現しそうな映画の主人公やドラマに出てくる主人公に自分の未来を投影させていた。 20代、30代の頃は、それでも夢を追いかけ、実現させる為の余力もあったし、周囲の動向などどうでも良かった。 同年代が次々と就職…
遠い記憶となってしまった学生時代。 明らかに不良っぽい奴や気の弱そうな奴が目に見える形でいる時代だった。 怖そうな奴には近づくまいとおびえながら学校生活が送っていた事も、今は懐かしい思い出として残っている。 必死でアルバイトをしながら貯めたお…
子供の自殺は先進国では日本が一番高い。 2020年には499人と過去最悪の数になり、横ばい状態でいる。 当たり前だが子供は成長段階であり、様々な外部からの影響を強く受けやすい。 コロナでの休業やマスク、オンライン授業と子供達の世界も狭まった。 ようや…
「LGBTQ」の事が取りざたされるようになって、キッカケの良し悪しは別として良い方向に少しは動き出した。 この問題は夫婦別姓問題や外国人差別、少子化問題と切り離しては考えられない問題だからだ。 何故なら、根底に流れている差別意識や植え付けられた歪…
人間としての個々の存在の意味は、多様性に他ならないのです。 前記事に書いた人間の武器とも言える「脳」 多用な考え方や、発見、知ろうとする好奇心や未来に対する想像力など、多くあればあるほど選択肢も増え、言い換えれば進化と同じ理屈になるのです。 …
前回で自然の中には「正義(善)と悪」は存在せず、そして人間だけがそれらを決めつける事をしていると、そしてその根源にあるモノは「価値」と書きました。 人間が誕生して以来、自分達にとって価値の有る無しを決め続けながら今日に至るのです。 生きる上…
職業だけで、出身地だけで、そして病気だけで差別や見下す時代が日本にもありました。 その人なりを非難するのではなく、本人には全く非が無い事まで責任転嫁させていた現実がつい最近まであり、今も形を変え誰かを傷つけながら根を張り続けています。 ハン…
ブログを始めた頃、どうしてもTwitterやFacebookとの連携をしたいと思い、色々挑戦しました。 ブログもそうでしたが、カタカナ言葉には四苦八苦しました。 リツイート、シェア、プロフ、タイムライン、リポスト……。 パソコンはある程度操作できますが、知ら…
日本の教育制度は、勿論悪い事ばかりではありません。 集団行動による通学や自ら掃除や給食配膳すること等は、掃除や食事と仕事が細分化され、日常生活の中で役割をハッキリと線引きしている様な欧米からも、児童自ら行う日本方式の良さを認めています。 す…
この記事で不公平を是正せよとも、受け入れろとも書いていません。 ただ、諦めてとも書いていません。 見方を変える事の大切さを改めて考えて欲しいのです。 平等に日は上り、時間は過ぎていきますが、「自然」は見方を変えると不公平そのものです。 人間を…
「暑い、暑い」と風を待つ 木陰のまだらな陰陽が 涼感を呼び寄せて 当たり前の日常に感謝する 戦火の中で逃げ惑う 「暑い、暑い」と叫ぶ声 時を経て聞こえるその声に 想いを馳せて汗を拭く 無駄では無かった命だと 風は心を通り抜け 大きく心を揺さぶった 今…
参議院選挙が始まる。 選挙が行われる度公約が出されるが、まるで小学生の将来なりたい夢の寄せ書きの様に映るには私だけであろうか? 物価高も含めた家計の圧迫、経済活性化、安全保障政策、憲法改正が主な争点という事だ。 関心が高いのは医療福祉関連と経…
外国人労働者を安易に受け入れてはいけないのです。 弊害は日本人そのものにも影響してきます。 3Kと言われる仕事を始め、低賃金での働き手ばかりが増える事で、給料も上がらないうえ、今でも見かける様な、根拠も自制心無い、無教養な排他主義や民族主義者…
目まぐるしいほど世の中は変化していて、科学や物理、歴史や医療など、ほとんどの分野で進歩し、様々な事が解ってきた。 私が昭和に受けた教育は一体何だったのだろうと思う事が沢山ある。 というか、色々なニュースで新たな発見や知らなかった事を見る度「…
扉の向こうに何があるか? 扉のノブを回すのは、あなたです。 最近、どうも世界がざわつき、イライラしているように思う。 平凡な普通な人が、不健全の社会の中にいると、思っても見ない事をしてしまう。 それは、保身からくるのか、属性を確かめる為か解ら…
子供って幸せに一番近い所にいるんだ だって ポロポロ幸せを落としながら歩いているから 涙だって本物だもの 寄り道だって アトラクションに変えちゃうんだから。 ポケットに入りきらないんだね。 ほら!また落としたよ どんな未来を生きていくのか、どんな…
理想と現実は生きていく中、誰しもぶつかる問題でしょう。 世の中を見回しても、なぜこんな事が許されるのか?なぜ人間同士がいがみあうのか? 日常でも、真面目に生きても報われない?正直者では損をする?というような方向に考えが生きがちです。 たった一…
若い頃というのは、車に例えると燃費が非常に悪い。 しょっちゅうドライブに出かけ、アクセルも吹かしっぱなしで、ギアチェンジ(マニュアル操作だが)も頻繁だから、おのずとガソリンも使うし、空気(酸素)の消費も大きい。 クルマ好きの方だと解るが、ギ…
人類の歴史は、ウイルスとの闘いでもあります。 天然痘や麻疹(はしか)、インフルエンザ(スペイン風邪)等、人が移動するようになればなるほど、パンデミック(世界的流行)となり、多くの命を奪ってきました。 と同時に忘れていけないのは、ウイルスとい…
たった一度きりの人生 大切な時を積み重ね 毎日毎日飽きるほど 奇跡を味わって 先の見えない連続を 僕らは当たり前だと装って 何を求めているのか 何を刻んでいくのか こんなにも切なくなるほど 生きているのに 以前このブログにも書きましたが、私は精神を…
ヤングケアラーという言葉が、最近認知されるようになってきました。 親や祖父母、同居する家族の病気などで、介護する子供達の事を指す言葉です。 公共による援助は、介護される方に向いてはいますが、 介護する子供達の方には、援助するようなシステムが、…
(Ferdinand Schmutzer Public domain, via Wikimedia Commonsより) このブログに、よくアインシュタインの言葉を使わせてもらっています。 私がアインシュタインに興味が湧いたのは、1991年の4月から12月にかけて放送された、NHKスペシャル『アインシュタ…
あなたが見ている世界。 スマートフォンやTVも色の三原色「赤・緑・青」の組み合わせで作られています。 ノーベル物理学賞を受賞した、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏らの青色LED(発光ダイオード)の発明で、薄くて軽いディスプレイが実現しました。 人間…
人間は 間違えやすく、すぐ信じてしまう動物です。 私は、もともと疑いやすい性格もあって、これが正しいと確信したことは余りありませんでした。 ですから、電波時計のような正確な時計か、もしくは手回しの機械式の時計の両方が好きなのです。 確実に正確…
昭和の時代、TVがお茶の間の主役であった時代。 当時、私の父は朝が早い為、夜遅い時間はTVを比較的に自由に見る事が出来ました。 夜の9時から始まる洋画を見るのが楽しみの一つでした。 「民放を見るな」と言っていた母親も、洋画だけは不思議と文句を言わ…
私が過ごした昭和の時代、離婚する事はダメとされる時代でした。 世間体を気にし、差別用語も日常茶飯事でした。 誰もが死ぬほど働き、社員同士は家族以上の存在でもありました。 女性は家にいるものだとされ、「誰のお陰でメシが食えているんだ」と聞かされ…
君がいなくとも、地球は回るが、 君がいれば、世界が変わる。 君が生まれた 君に選択は無かった 何故なら生まれるべき存在だったから その理由に悩むだろう 誰も君に教えられないから でも君はここにいる それだけでいい 人は時に君を惑わせるだろう 誰かの…
空を見上げた時、雲はどんな色ですか? 白や灰、黒と様々ですが、沢山集まれば集まるほど色は濃くなります。 すなわち光が遮られ、重い色となっていくからです。 雲はやがて積乱雲となり、激しい雨と粒子の摩擦により雷を作り出し落とすでしょう。 すなわち…
人間は自然の一部です。自然は何らかの秩序を持って、この地球を維持しています。 もし、人間という生物が、弱肉強食の摂理に沿って生きて存続する道を選んだなら、それも自然の摂理でしょう。 しかし私達はその道を選んではいません。 弱い立場の人や、危機…