曲
遠い記憶となってしまった学生時代。 明らかに不良っぽい奴や気の弱そうな奴が目に見える形でいる時代だった。 怖そうな奴には近づくまいとおびえながら学校生活が送っていた事も、今は懐かしい思い出として残っている。 必死でアルバイトをしながら貯めたお…
私が音楽スタジオで働いていた時に出会った人達は、素敵な経験と、出会いという大きな財産として今も心の中に残っています。 ある日、大阪のタレントさんから自作曲のカラオケを作って欲しいとの連絡を頂きました。 彼女は、アシスタントや講演、本の出版等…
どうしようもない無力感や、焦り やるせなさに襲われて 答え探しの旅はいつまでか 自分の存在が、あまりに薄っぺらで 厄介な思考は、行き場のない想いを影として 夜な夜な張り付いては、殴りかかるのだ 一体、誰と戦っているのか 自分は、何処にいるのか 自…
子供って、幸せに一番近い所にいるんだ。 だって、ポロポロ幸せを落としながら歩いているから。 涙だって本物だもの。 寄り道だって、アトラクションに変えちゃうんだから。 ポケットに入りきらないんだね。 ほら!また落としたよ どんな未来を生きていくの…
昭和の頃では、お見合いやおせっかいな人達がいたおかげで、年頃になると恋愛対象や、結婚する相手を見つける事は、今よりも少しは楽だった。 今は恋愛相手も、異性だけでなく様々な形態になり、対象になる人達の人口も減り、晩婚化も進んで、おまけに、社会…
異なる位置に身を置く星々は、 我星からの眺めを望み、 時を超え奇跡の形にへと、 観るものにその姿を委ねる。 冬の夜空は闇の海。 星の光に救われる。 下僕であるその冷たい風は、 雲を射抜き、 月を沈め、 塵までも追い払い、 夜はそして静かに君を迎える…
あなたが見ている世界。 スマートフォンやTVも色の三原色「赤・緑・青」の組み合わせで作られています。 ノーベル物理学賞を受賞した、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏らの青色LED(発光ダイオード)の発明で、薄くて軽いディスプレイが実現しました。 人間…
失恋は、淡い波の泡のように、 打ち寄せては引いて消えていく。 手にする事が出来ない、淡い泡。 思い出の先にある、青く広い視界が、 ちっぽけな自分を際立させ、 時折、ほほを撫でる風が、想いをさらっていく。 ほろ苦い海の水は、心を潤せず、 ただ、ただ…
小さい頃から、星を見るのが好きでした。 吸い込まれていきそうな、余りにも果てしない空間に、 いつまでも、委ねていたかったからです。 小さな望遠鏡を買い、月や土星の輪を見ていた少年。 もう、見上げる事が少なくなってしまいました。 ただ、冬になると…