心の道標

様々な自分の疑問に、自分で答えを見つける旅

想像力

パンダとペット

幼い頃、我が家では動物好きの父がペットと称して、色々な動物を飼っていた。 犬、九官鳥やメジロ、カナリアに文鳥、ニワトリ、カメと日曜大工が得意な父が檻を作り、それは賑やかだった。 よく野良猫が侵入し、鳥をくすねていった。 父は、怒りながら破れて…

心の病⦅やまい⦆(2)

⦅⦆ 妻と共通のフィリピン人の友人から電話があった。 体調がすぐれないし、病院で検査しても異常が無いと言われどうしていいのか解らないという内容だった。 彼女は日本人の夫と中学生の子供を筆頭に3人の子供がいる。 食品会社にパートで毎日働いていたが…

生と死の狭間(はざま)(1)

私の父は再婚だった為、父方の親戚とはまったく縁が無かったし、会った記憶も無い。 以前も書いたが高校生の頃、再婚という事実を聞かされ3人の腹違いの兄がいる事を知り、ビックリしたものだ。 父は一切自分の生い立ちや親類の事を話さずこの世を去ったが、…

生きる事は「苦」である(1)

なぜ今の人類の進化は個々に自我という高度な意識を持たせ、「心」という概念を作り出したのか? そして「心」が生み出す様々な雑念や煩悩(仏教でいう所の自分自身を苦しめる心の事)を持つ羽目になったのか? アダムが蛇にそそのかされ果実を食べたから? …

車の運転は、真剣勝負⦅知らないと事故をする⦆(3)

このブログの趣旨、趣向が異なるのだが、長年車の運転をしてきて、いよいよ言いたくなって、いや書きたくなってしまったのだ。 車は生活する上で欠かせない人も多いと思うし、高齢になっても必要としている人達が多いのも良く解るのだが、チョット考えてもら…

自分て何?⦅探求⦆(5)

誰かの為に死ねるか それは命を尊いものと知る心 己の為に死ねるか それは何があっても生きぬく信念 このブログでよく書いている事が、 「明日どんな気持ちであるか解らない自分なのだから、他人のこと等解るはずがない」という言葉です。 果たして自分の事…

不公平という壁⦅平等と教育⦆(3)

日本の教育制度は、勿論悪い事ばかりではありません。 集団行動による通学や自ら掃除や給食配膳すること等は、掃除や食事と仕事が細分化され、日常生活の中で役割をハッキリと線引きしている様な欧米からも、児童自ら行う日本方式の良さを認めています。 す…

心の中は、空っぽがいい⦅竹に見習う⦆(3)

「自分を信じていますか?」 もしそんな問いかけをすると、ハッキリ「信じている」と断言出来る人は、そう多くはいないかも知れません。 よくスポーツ選手が「自分を信じて頑張ってきました」とインタビューなんかで話していますが、そもそも、「自分を信じ…

想像力は未来に⦅次のステップへ⦆(3)

想像力は、子供ならみんな持っています。 オモチャで遊ぶ時も、友達と話す時も、想像力全開で挑んでいるのです。 大人になるにつれ、忘れてしまう想像力の素晴らしさやその力は、大人にこそ今必要なモノなのです。 何故なら、未来である子供達を、居場所であ…

言葉の力⦅言葉はあなたを救う⦆(1)

不快で不愉快な言葉は孤独と常に隣り合わせ 発する言葉に責任を取らせない 人に不幸を呼び込み 自分までも巻き込まれる 言葉を謙虚に使う事 たとえ辛くとも 熟した言葉を紡ぐなら やがて引きずられるように心がついてくる 口から出るその言葉 時として助けに…

若者達へのメッセージ⦅未来を動かせ⦆(2)

目まぐるしいほど世の中は変化していて、科学や物理、歴史や医療など、ほとんどの分野で進歩し、様々な事が解ってきた。 私が昭和に受けた教育は一体何だったのだろうと思う事が沢山ある。 というか、色々なニュースで新たな発見や知らなかった事を見る度「…

人生って何?⦅努力と運⦆(3)

20代の頃から音楽に夢中になり、自宅に小さなスタジオもどきの様な資材を置き、毎日のように打ち込みというコンピューターによる音の貼り付け作業をしていました。 昼頃から始め、気が付くと真夜中だった事もあり、振り返ってみると好きな事をやっている時間…

私達は、何の為生まれたのか?(3)

人間以外の生物は、むやみに殺生や破壊はしません。 生きていく上で必要最小限に行うだけです。 (一部チンパンジーの中で、同種を殺す事はありますが) 予め食料を備蓄するといった知恵を持った事で、この地球上に繁栄をもたらしてきた私達人間ですから、動…

約束

中学生の頃、先輩に憧れて体操部に入りました。 朝早くから、夜遅くまで練習していましたが、鉄棒の種目が苦手でした。 それは、鉄棒種目には欠かせない蹴上がり(けあがり)が出来なかったからです。 それを見かねた顧問の井上先生が中一の夏休み、毎日私の…

孤独と独りは違う!⦅人間力⦆(1)

孤独が、よく取りざたされている。 ニュースでも、厚労省などの調査アンケートを見ても、孤独と感じている人の割合いが、年々高くなっていて、自殺の原因の割合も高い。 人が孤立感や孤独感を感じる時は人それぞれだが、人との繋がりが無い、もしくは希薄に…

昭和から見る未来

若い頃というのは、車に例えると燃費が非常に悪い。 しょっちゅうドライブに出かけ、アクセルも吹かしっぱなしで、ギアチェンジ(マニュアル操作だが)も頻繁だから、おのずとガソリンも使うし、空気(酸素)の消費も大きい。 クルマ好きの方だと解るが、ギ…

ウイルスとは?⦅その目的⦆(2)

人類の歴史は、ウイルスとの闘いでもあります。 天然痘や麻疹(はしか)、インフルエンザ(スペイン風邪)等、人が移動するようになればなるほど、パンデミック(世界的流行)となり、多くの命を奪ってきました。 と同時に忘れていけないのは、ウイルスとい…

想像力は未来に!(2)⦅アインシュタインに想いを寄せて⦆

(Ferdinand Schmutzer Public domain, via Wikimedia Commonsより) このブログに、よくアインシュタインの言葉を使わせてもらっています。 私がアインシュタインに興味が湧いたのは、1991年の4月から12月にかけて放送された、NHKスペシャル『アインシュタ…

神様はいるの?(2)なぜ答えてくれない?

人間は 間違えやすく、すぐ信じてしまう動物です。 私は、もともと疑いやすい性格もあって、これが正しいと確信したことは余りありませんでした。 ですから、電波時計のような正確な時計か、もしくは手回しの機械式の時計の両方が好きなのです。 確実に正確…

幸せの見つけ方(3)

幸せを考える時、セットのように不幸という言葉がついてきます。 社会が過密で、複雑になればなるほど、不幸と感じる時間が多くなっていきます。 人との交わりが希薄になり、限られた相手とのコミュニケーションに疲れ、家庭まで持ち込んでしまいます。 遠い…

見方を変えなくてはダメになる!(1)

空を見上げた時、雲は、どんな色ですか? 白や灰、黒と様々ですが、あなたを雲に例えるなら、 沢山集まれば集まるほど、色は濃くなります。 すなわち、人が多く集まり集団になればなるほど見通しが悪くなり、中では激しい空気の流れが生まれるのです。 上や…

星の願い

小さい頃から、星を見るのが好きでした。 吸い込まれていきそうな、余りにも果てしない空間に、 いつまでも、委ねていたかったからです。 小さな望遠鏡を買い、月や土星の輪を見ていた少年。 もう、見上げる事が少なくなってしまいました。 ただ、冬になると…

情報発信の危うさ(1)

都合の良い自身の好みに合わせ、人は情報を貪欲(どんよく)に喰らい、咀嚼(そしゃく)無しに飲み込む。 それは、まるで大食い競争の様な勢いで、味覚を犠牲にし、満腹感を得ている。 そこから何を得ようとしているのか? 一体何が目的なのか? 思考の停止に気…

21段の階段「産業廃棄物中間処理場」⦅SDGsを語る前に⦆

私が、この仕事についたのは、職を失い、ハローワーク(注1)に通い、履歴書を何社に送ってもダメ。 そんなある日、ハローワークで検索していたら、 「派遣・正社員登用あり・誰でも出来る、簡単な廃棄物の仕分け」と。 仕事が見つからず、ダメもとで電話し…

想像力は未来に!(1)

最近のTVは食に関する番組多いように思いますが、大食いや早食い、グルメリポート。辛い食べ物を食べきれるか。有名シェフや芸能人が判定する料理。ニュース番組まで食リポ?ゴールデンという時間帯に流され続けています。 私個人は、やるせない気持ちになっ…

生きる事の意味?(2)

人それぞれに何か目的(目標)を持つことは大切な事です。 希望や夢、挑戦、ゴール。目的や目標が力を与えてくれます。 しかしそれは生きる事、生きていく事の意味そのものではないのです。 目標や夢を生きる意味と考えてしまうと、それらが叶わなかった時、…

みんな同じ色を見ている?(2)

見えていたのに見えてなくて、子供が急に道路に飛び出したり、記憶を書き換え、暗示をかけ、嘘がいつの間にか事実になったり。 脳は思い込みと、騙されやすさで、大忙し。 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など人の感覚は、全て脳が分析し処理をしています。 例…

みんな同じ色を見ている?⦅電球とLED⦆(1)

おてんとうさまが恋をした。 夜の お月に恋をした。 夕暮れ お月が出るころに、 あわてて山かげ隠れても、 赤い空見た お月には、 照れてる顔が目に浮かぶ。 おてんとうさまのその想い、 夜の お月を光らせて。 惹かれた お月は昼日中、 少し控えた昼の月。 …

人間、生物は、なぜ存在しているのか?⦅プロローグ⦆(1)

SF小説が好きだった私は、ロバート・アンスン・ハインライン(Robert Anson Heinlein)、アーサー・チャールズ・クラーク(Sir Arthur Charles Clarke)、アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)、広瀬 正などの作品を読みまくっていた。 必ず、地球以外の星…

自分って何?(2)

心よ、なぜ君は騒ぐ 時に有りもしない事に憂い 憎しみ 怒り まだ解らない先への不安を先取りし 過去に責任を擦り付ける 君が騒ぐと身体が硬くなり血液が滞る 君を静める事に僕はとても疲れて 穏やかな瞬間の連続を味わえない ざわめく心よ 暫(しば)しの時間…