心の道標

様々な自分の疑問に、自分で答えを見つける旅

ウイルスとは?⦅その目的⦆(1)

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「始めに」

COVE19、コロナでお亡くなりになった方々、また、様々な災害や紛争で亡くなられた方々、

苦しい思いをされた方、ご家族、友人の方、心からお悔やみを申し上げます。

以下の記事は、十年以上前に書いた記事を元に、再構成し記載しています。

不快な思いをされる方がいらっしゃる可能性も否定できません。

何卒ご理解の上ご覧ください。

 

生物の目的は種、遺伝子の保存だと、⦅人は、人以外の生物は、なぜ存在しているのか?(牛や豚を殺していいの?)⦆の中で書きましたが、例えば人に感染し悪さをするウイルス達の事を考えてみましょう。

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彼らは人に感染しても、その人間が死んでしまえば生きていく事が出来なくなるはずです。

共存関係ならば、その人の寿命が来るまで長く生存する事は可能なので意味は判りますが、感染し死に至らしめる彼らの目的とは一体何なのでしょうか?

ウイルスが生物の中にいても、害を与えず共存している場合があります。

その生物(宿主)の中では悪さはしませんが、他の生物にとっては恐ろしい病気の原因となるのです。自らの命を縮めてまでも、進入したその生物の命を奪う行為は、明らかに自爆行為そのものです。

ウイルスにとって排除しなければいけない敵だとすれば、その行為にも納得がいきます。

上記で宿主の事を書きましたが、ウイルスが生き残る為には、宿主が生き延びていかなくてはなりません。

ウイルスは母とも言うべき宿主であるその生物を守る為に、攻撃しているのではないでしょうか?

例えば、人はジャングルの奥地まで侵入し、そこに住む色々な生物の命を脅かすようになりました。

彼らにとって人間は敵なのです。

同時に彼らを宿主としている、すなわち共存関係でいるウイルスにとっても敵そのものなのです。

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ですから、宿主を守る為に人間の中に進入し、時には自ら形を変えてまで執拗にとどめを刺そうとするのです。

また鳥インフルエンザ狂牛病のような場合はどうでしょうか。

鳥インフルエンザの感染は、野鳥が家畜であるニワトリ等にウイルスを媒介したとされていますが、家畜も人を利用して生き延びています。

ただ遺伝子の受け渡し、すなわち交配が家畜という立場上、どうしても狭い範囲になってしまいます。まして同じ環境や同じエサ、薬による管理と、家畜にとっては受け渡す遺伝子が弱くなる宿命を持っています。

多様性が生き残りの鍵である以上、その事は命取りになりかねません。

そこでウイルスの登場です。家畜特有のよく似た遺伝子ばかりの受け渡しを阻止し、結果的にウイルスにも負けない強い遺伝子を持った個体の選別をしている事になるのです。

まさに生き延びる為にです。感染した家畜を処分する人間も、その事に一役買っているのです。

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自然の計画は、人間が考えられる予想をはるかに超えています。

というよりも、予測も法則も人間の力では何の役にも立ちません。

虫一匹でさえ、おどるべき構造をし、この惑星に適応するように創造されています。

私達の住む地球は、生物にとっては「家」という存在で、住み続ける事を前提として生きています。

まず考えなければならないのは、以前も書いた事、すなわちこの家、地球に誰かが住んでいる事が前提なのです。

それが人間である必要性は無いのです。

この星が生み出した生物は、数々の絶滅の危機を乗り越え、進化し現在に至っています。

その事は、今現在も進行形であるという事です。

人間自体も、環境や生活によって進化してきましたし、今もその最中なのです。

紛争や戦争が起き、男が減ると男の子が多く生まれ、男女の非を元に戻そうとする力が働きます。

また、貧困や飢餓、人為的な人口削減、医療の恩恵を受けられなくなれば、子供を沢山生むようになります。

人類誕生から今日まで、世界のどこかで紛争や戦争が起き、何万人、いや何百人という人が、直接、もしくは間接的に亡くなっています。

これもまた、自ら人の数を減らしている事かも知れません。

(決して戦争を賛美したり、良しとする意味合いではありません)

すなわち生物として生き残るための自然の戦略なのです。

反対に、人間という種が増えすぎると、生物全体の多様性や環境にとってはマイナスとなる為に、減らそうという力が働くはずなのです。

個体数が多くなると、食糧やエネルギー消費が増え、支えきれなくなる事も考えられるからです。

その一つが少子化です。医療が発達すれば生まれてからの生存の可能性が高まり、沢山子供を生み、生き残りという手段を取らなくても、種の保存、受け渡しが出来るようになるからです。

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また、マイノリティーの一部でもある要素のLGBTQ⦅レズビアン(Lesbian)ゲイ(Gay)バイセクシュアル(Bisexual)トランスジェンダー(Transgender)クエスチョニング(Questioning)とクィアQueer)⦆と呼ばれる人達の存在です。

医学の進歩で、代理出産や人工授精が可能となり、男女間だけでの子供の授かりや子育てという概念が、大きく変わってきました。

勿論、子供を持たない人達、カップルも増え、結果出生率も減る事になります。

いわゆる草食系男子と言われる若者も増えていて、性欲があまりないとか、女性と付き合う事を強く望んでいない人達の存在です。

近年その数は増えており、病院での診察に訪れる若者もいるのです。

それは単に心(自意識)の問題という事では無く、生物としてホルモン分泌や脳が関係している事も解ってきています。

それ以外にも精子の量が少なくなっているという事も、男女という概念ではなく、抽象化している事も出生率を下げている要因でしょう。

上記の事は人間自ら、すなわち人為的に出来る様な事ではありません。

ごく一部の人達に起きている事柄では無いからです。

自然の中に潜む計画と言ってもいいかもしれません。

 

地球が人間を支える資源の許容範囲を、もしかしたら越してしまっているかもしれないのです。

その様な中で、ウイルスの出現の事を考えてみると、冒頭の様な、他の生物を守り、進化の手助けの為以外に、自ら自滅を覚悟で人体に感染し、数を減らすという戦略も考えられるシナリオです。

人間は頭を武器として、生き延びてきました。

それは、快適さや便利さを求める為の発明や発見ばかりではなく、殺し合う戦争の為に作り出された発明や技術もあります。

インターネット、コンピューター、ディスクブレーキ、ターボ、原子力などキリがないそれらのテクノロジーも、戦争で生まれたモノです。

深海から宇宙まで頭脳を使い、その活動範囲を広げてきてきた人間は、自らの手で滅亡の道を選ぶ事さえ出来るようになってしまったのです。

人間も自然の一部分です。人間の選択は、言い換えれば自然が成せる計画に則(のっと)っているのでしょう。

この地球の温暖化も、組み込まれた、自然の巧みな戦略かも知れません。

人間を使い、その様な環境を作り出しているとも言えなくないのです。

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(ポリゴンと呼ぶ凍土が解けた様々な形の水溜まりウィキメディア・コモンズから

パブリック・ドメインFile:Permafrost - polygon.jpgより)

 

永久凍土が溶け、出てきたトナカイから炭そ菌が見つかり、死者も出ました。

永久凍土や氷河が溶け、封印されていた未知のウイルスが、出てくる可能性や、動植物の生息域の侵入による、新しいウイルスの出現も決してこれからも無いとは言えません。

また、ウイルスや菌に対する対策として、除菌抗菌が行われ、関連商品も多く出回り売れていますが、ある程度の菌などが体内に入る事で、身体の免疫が高まる事も解っており、一説によると爪を噛む事で菌が体内に入り、免疫機能を高めているという事も言われています。

日本などは、爪切りを使用しますが、世界では、噛んで伸びた爪を切り取る国が多いのです。

手にも様々な菌が常時いて、悪さをする菌の増殖を妨げる働きをしてくれている菌も、除菌や抗菌によって、死んでしまい、良かれと思いやっている事が、裏目になっている事も事実です。

余りにも過度な清潔にこだわる事で、本来持っている免疫機能を弱らせてしまう結果になる事を、頭に入れておかなくてはいけません。

子供達が泥遊びをするのも、まんざら悪くないという事です。

 

克服して世界から消えたウイルスや菌も、研究室ではまだ存在しています。

廃棄処分が決まった、天然痘などのウイルスも隠し持っている国があるとの疑念も残っており、現代の技術を用いれば、作り出せるレベルまでなっているモノもあるのです。

人間は必ずエラーをし、欲望を持っている事を考えると、何が起きても不思議ではありません。

第二次世界大戦から近代の戦争までを考察すると、日本も例外ではなく、生物兵器に使用される可能性も大きいのです。

人間の欲望ほど恐ろしいものは無いからです。

仮に故意では無くても、災害やテロなど予測できない事による、流出もあり得るのです。

過去の関東大震災の際、病院や研究室に保管されていたケースやビンが割れて、火災につながった事例もある事を考えると、日本だけの対策だけでは、防ぎようが無い事ばかりなのです。

資金が無い国にとっては、都合の良い兵器にもなりうる事も考えなくてはいけません。

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ボタン一つで人類おろか生物のほとんどが死んでしまう世界に、私達は生きています。

もし、自然がバランスを保ち、地球という家の住民を救う道を選んでいるとしたら、人間を減らす方向へ舵を切るでしょう。

イヤ、もしかしたら、もう始まっているかもしれません。

ウイルスの出現は、そのメッセージかもしれないのです。

それでも英知を結集して生きていく方法を考えるべきなのです。

「生きたい」という想いがある人々の存在もまた、自然が生み出している事だからです。

人間という存在が、宇宙から見ると、いやもっと近い地球という視点から見ても、なんと無力な存在であるか、なんと愚かな事をしている生物であるかを、私達の未来である子供達に、教え伝える義務があります。

ウイルスにせよ、温暖化や原発など、様々な問題の考証をし、記録として後世に伝えなければ、終わりなのです。

無かった事にしたり、誰も責任を取らない国に未来はありません。

 

この地球の住人として、この先人間が含まれるかどうかは誰にも解りませんが、家には住人が居なくてはなりません。

そして誰もいなくなった」という事にならないように考えなければいけない事だけは確かです。

 


アインシュタインの言葉 エッセンシャル版

アインシュタインの言葉

「Only two things are infinite, the universe and human stupidity and I’m not sure about the former.」

『無限なものは二つある。宇宙と人間の愚かさ。前者については今は断言出来ないが。』

ウイルスとは?⦅その目的⦆(2)に続く

 

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