(動物、布教されていない人々や概念を理解できない子供にとって、神や仏とは?)
神様と聞いたとき、白髪の髭を蓄えたギリシャ神話に出てくるような、あるいは、うっすらと目を開けた仏像のような姿を、一度は想像した事があるとおもいますが、
残念ながらそういう意味での神様はいません。
NOです。
偉大なるマスター達が神、仏と呼んだもの、
多くの人にその存在を伝えたかったもの、
そして神、仏と呼ばざるを得なかったものとは、
ひとつのモノ、形を指すのでは無く、大きな流れ全体を指す言葉なのです。
他の言葉で置き換えるとしたら
「あるがまま」
「創造」
「いのち」
「死」
「瞬間」
「宇宙」
それは「全て」であり、どこにでも存在しているのです。
そしてまさに自分自身でもあるのです。
37兆もある細胞の見事な調和によって保たれている人間。
たった一つの細胞でしかないのにも関わらず、たくましい生命力を見せる細菌。
数日の命でしかない虫。
何年も動かない石や何百年も生きている木。
食器や靴や服。
山や海。
そして美しい星々。
どれもこれも全てが「神」「仏」なのです。
そしてその事を人々に気付かせる為、マスター達が説き、時にはたとえ話を使い戒律を守らせ、ある時は苦行を強い、伝えようとしたのです。
なぜなら人以外のモノや生物はすでにその事を知っているからです。「あるがまま」「創造」「いのち」「死」「瞬間」「宇宙」「全て」をです。
知らないのは、気付いていないのは人間だけなのです。
道具を大切にする。
食べる前に作った人を想い感謝して食べる。
自然に対し謙虚に、そして畏敬の念を持つ。
昔から特定の神仏に関係なく、人類の祖先がやってきた事を考えれば、もしかしたら忘れさられ、置き去りにしてしまったのかもしれません。
ただし、小さな子供達はそんな事知らなくても、体全体でその意味を表現しています。
神という言葉は宗教と隣り合わせで語られることが多いのですが、宗教の都合上、救われ、願い、回避し、責任を負う誰か、すなわち第三者が必要になり、その結果、それぞれの宗教にとって都合の良い神仏を作り出したのです。
擬人化することによって親近感が持てるでしょうし、解りやすくする為のたとえ話に最適だからです。
しかし、どこでどう道をそれたのか、本来偉大なるマスター達が伝えたかった事が、
都合の良い解釈によって曲げられ、時には欲に、時には政治に利用されて形だけの神様像が出来上がってしまったのです。
「神様は、仏様はいるの?」
子供がそんな問いかけをした時、ゆっくり時間をかけ、話してあげて下さい。
「神様、仏様はいるんだよ、いつもそばに。それはあなたであり、この世の全ての事を指すんだよ。だから神様、仏様にお願いする事は、自分に約束する事なんだよ」と。
人間は弱い生き物です。何かに守られたいのです。
ある人は「権力」という鎧
ある人は「財力」という武器
ある人は「民族」という砦
何も持っていない人は「神様」なのかもしれません。
でも、この地球上の生物も、いや宇宙も含め、初めから、大きな存在で見守られているのです。
鎧や武器や砦が、いかにもろく、愚かしいという事に気付く事が出来れば、私達は私達で守れるのですから。
「大きな存在」は、その事を願わずにいられないと思います。
たとえ一輪の花でさえも、私達を祝福していてくれているのですから。
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