それは、あなたのせいで、そうなったのではありません。
廻りの人達がわかっていないだけです。優しいあなたの事を。
だからあなたは、「自分がここにいる」と叫んでいる事を。
子供や若い子たちが亡くなるという事は、本当にとても悲しい事です。
まして自ら命を絶ってしまうと、残された人たちの心は苦しみや、後悔、懺悔(ざんげ)が渦巻き、かき乱して生きてられないほど苦しいものです。
いじめや差別、孤独感で苛(さいな)まれて、行き場が無い子。
それは「自由」という当たり前の権利を取り上げられた事と全く同じです。
助ける機会を見過ごす大人達。
子供や若者に罪は絶対にありません。
「みんなが仲良く」なんて、そんなきれい事が通用するなんて、誰も思っていないでしょう。
戸惑って当然です。
仲良くするためには、異物を排除(はいじょ)しなければいけないと、思い込んでしまいます。
同じ考え方や価値観、髪の長さや色、同じ靴(くつ)にカバン、スカートの丈(たけ)や消しゴムの形まで、キリがないほど馬鹿げた規則で縛る。
管理する側の都合によってです。個性の大切さを教えているふりをしているだけ?
個性を重視される社会に出た途端(とたん)、価値観が変わり、戸惑うのは当たり前です。逃げ場が無いのですから。
外観も内面も全部、初めから個性です。
個性が無い人など何処(どこ)にもいません。
考え方や容姿が違うのは当たり前。
枠にはめて良し悪しを決めるやり方は、大人になってもきっと引きずる事になるでしょう。
「消えてなくなりたい」
そう思う事は他人、すなわち自分以外の人達の存在が、心の中にちゃんとあるという事。
成長しているからこそ出てくる言葉です。
あなただけが悩んでいるわけでなく、誰しもが通ってくる悩みです。
あなたのその小さな声の叫び。決してちっぽけな声だとは思いません。
それはあなたにとっては、とても辛く、悲しいという事実を伴(ともな)っているからです。
「もっと辛(つら)い想いの人がいる」
「だから頑張れ」
という言葉は無意味で、無責任だという事も。
あなたからは決して開けない扉を、閉じ込められている怖さに耐えて、開くのを待っているのでしょうね。
本当は、こんなに狭い世界で生きたくないのでしょうね。
沢山の情報が心の中に流れ込んで、どう処理していいか、何から始めればよいのか、きっと混乱しているのでしょうね。
何もかもが、崩(くず)れていく積み木のようにバラバラになり、手に持っていた積み木の置き場所が解らなくなっているのでしょうね。
時間の流れが、人と違う事を誰も信じてくれないのでしょうね。
この世の中には、消えてなくなって欲しい人やモノで、たくさん、たくさん溢(あふ)れています。
独裁者(どくさいしゃ)や犯罪者や、武器に麻薬。イジメる奴や気持ちを踏みにじる人。
でも
「消えてなくなりたい」と思っている人が一番消えて欲しくないのです。
「消えてなくなりたい」と思っている人が一番命を大切にしている事を。
どんな理由があるにせよ、「消えてなくなりたい」と思う気持ちを大切に持っていて下さい。
なぜならあなたは、痛みがわかる大切な、貴重な存在だからです。
その気持ちを、決して忘れないで下さい。
なぜなら、振り返る事が出来た時、あなたは必ず誰かの手助けとなっているからです。
誰かの手助けになる事の、信じられない「充実」と「奇跡」の意味を、あなたは知る事になるのです。
色々な受け止め方や考え方が多ければ多いほど、そして受け手が寛容(かんよう)であれば、あるほど世の中は、住み良く、すなわち遊びやすくなる事を、
あなたの誰にも真似(まね)られない自身の言葉で、伝える事が出来るからです。
今、とても苦しくて、追い込まれ、逃げ場が無いあなた。
苦しんで、もがいて、諦(あきら)めているあなたへ。
出来るなら、誰にでもいいから話す少しだけの勇気を持って欲しい。
一人では、決して生きていけないのが、「人間」という動物の宿命(しゅくめい)なのです。
学校も会社も嫌ならいく必要はありません。
どんなに苦しくとも、必要とされてないって考えていたとしても、
あなたが生き続ける事、今ここにいる事が、
あなたの、あなたの生まれた意味です。
何をするかを考えるのは、自分の存在の意味を問うのは、もっと、もっとこの世界で遊んでから見つけても、決して遅くはありません。
先延ばしでいいのです。
そしてあなたは、その答えを見つける日が必ず、必ず来ます。
だから、痛みがわかるあなたにいて欲しいのです。
誰にでもいいから、話さなくてもいいから、抱きついて欲しい。
それも出来ない時は、大きなものを見て欲しい。
星空や海、森や木々、高い所に上って見る夜景。
ちっぽけな、どうでもいいような自分の存在を全身で溢(あふ)れるほど感じて欲しい。
あなたの事なんて、気にも留(と)めないその大きな存在達は、
あなたが見てくれているからこそ、今ここにいる事に自(みずか)ら気付きます。
そして抱きしめてくれています。
見守ってくれているのです。
あなたに生きていて欲しいのです。
どんなに誰からも愛されていないと感じていても、
どんなに誰からも必要とされていないと思っていても、
あなたの事を知らない私は、あなたの事が大好きです。
そんなあなたを、私が見つけるまで、
言葉をかける為に、消えてなくならないで下さい。
そして、
私が見つけやすいように少しでもいいから、
その手を上にあげて下さい。
誰でもいいから、黙っていても、泣いても、いいよって言ってあげて欲しい。
誰でもいいから、若者や子供に手を差し伸べて欲しい。
聞いてあげて欲しい。抱きしめてあげて欲しい。
誰でもいいから、何も出来ない若者や子供を、助けて欲しい。
無理なら誰かに託(たく)して欲しい。
若者や子供は、「創造」そのものだから。
この世で手にする事が出来る唯一の宝物だから。
「未来」そのものだから。
「未来」を見せてくれるから。
追伸
幼い頃の私へ 心を込めて
今の私より
追記
SNSで、「消えてなくなりたい」と考えている人達の投稿を一晩中、読ませて頂きました。
その数の多さや、その裏にある苦しみの深さに、心が正直折れてしまいました。
ほんの一部の話に触れただけで、
もっとたくさんの人の悩みが隠れていると思うと……。
日本が国民の幸福度下位だというデータ結果も納得です。
自分を傷つける投稿やあきらめの言葉、生きるという事の価値観など、
投稿の裏にある心理、今の私には上辺しか、なぞれない悔しさが湧いてくるだけでした。
そして、かける言葉が見つからない無力感でいっぱいになりました。
内へ、内へと向かう感情を、どうすれば外に少しでも向けられるのか、
考えても答えが見つかりません。
少し私の経験を書きます。
小学生の頃、イジメから救ってくれたのは、担任の中村先生でした。
中学校の頃、色々家庭環境で辛かった時、勇気をくれたのは、体操顧問の井上先生と、本と音楽でした。
高校の頃、イジメから抜け出せたのは、音楽とバイクです。
それ以降、私の中に、音楽や映画、本、バイクがいつも傍にあり、私を守ってくれていました。
思い出の中に出てくるそれらの、人達やモノは、言葉よりも映像です。
思い出す度、優しい顔や必死になってくれた顔が頭の画面いっぱいに広がってきます。
そして頭の中で描いた物語を想像した数々の空想の世界。
音から伝わり、広がる様々なメッセージという映画のようなストーリー
バイクで、何時間もかけて見に行った海。
小さい画面を見つめているだけでなくて、このブログでも書いた、大きなモノや、広い景色。
空や山、夜景、とにかく大きく、広がりのあるもの。
一瞬でもいいから、自らの意志で、目で、自分の存在を、余りにもちっぽけな存在を見つけに、出かけて下さい。
そして、語り掛けてくる無言の声を聴いてください。必ず聞こえてきます。
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