反論、反発を承知で書きます。
自宅にいる時間が多くなったので、TVを見る機会が出来たのですが、
今のTVは面白くない。
批判、反論があると思います。が、あえて書きます。
白黒時代から、私の身近にあったTV。
もう役割は終わったと思う時が、ある。
昭和の昔と違い、視聴者が共有できる存在では無くなってしまった。
今の若い人達の共通、共感でのTVではもうない。
番組、プログラム自体に魅力が無くなってしまったのも、大きい。
娯楽番組としての位置づけとして、昭和の時代としては、良かったかもしれない。
今は、時代が求めていない。
CMを流し、時間稼ぎのように同じ場面を繰り返す。
付ける必要性が無いにもかかわらず、
感情移入させようとわざとらしいナレーションを入れ、
あたかも自分達のオリジナルのように流す。
ランク付けまでする愚かさ。
同じ手法の海外放映を見れば、その違いがよく解る。
これでは、若い人が見なくなって当然だ。
まず、プロがいなくなった。
スターもいなくなった。
人としての色気のある人も、いない。
作る人も出演者も。
それしか出来ない不器用さがなくなった。
素人のようなタレントや芸人で溢れ、
パンツ姿の元アイドルまで、何でもありだ。
アナウンサーまでもタレントを、モデルを兼ねる。
音程も取れず、ハモる事も出来ないグループシンガー。
ダンスは、あくまでもパフォーマンスの一環で、トータルでの表現を忘れている。
イジメをネタにする才能の欠如と勘違いがはびこっている。
踊らされ、媚びて、私がいう事でもないが、見ていて可哀そうになってしまう。
それぞれの、役割の線がうやむやになり、情報番組でさえ、アナウンサーや司会を自局で賄えない情けなさ。
加えて視聴者目線、代弁者かのような司会者の傲慢さ。
渋谷の人込みを、毎回映し続ける意味の無さからも解るではないか。
知りたい、伝えて欲しい事は、その裏に隠れている、普通の人達の等身大の事実なのだ。
外飲みする映像では無く、苦悩であったり、見えていない事をあぶりだす力だ。
そして様々な、世界中の科学的な根拠だ。
そもそも情報番組の在り方に中途半端さが否めない。
大食いも、激辛も芸ではないし、無謀で暴力でしかない。
食べる事は、幸せの入り口にもなるのに。
魅力の無い同じような顔をしたイケメンやアイドル達が、どこのチャンネルでも使われ。消耗品として、消化されていく。
ならば、消えてしまった人達を、最後まで追えばいい。
自分達で生み出せばいい。
素晴らしいアニメ原作の力を借りているのにもかかわらず、まったく感情移入できない演技をして、男優や女優という肩書を平然と語る無神経さ。
アイドルや話題性があるという理由だけでの起用。
リアリティーの無い、脚本と相まって、薄っぺらなドラマを量産している。
演劇を愛し、情熱で溢れている才能のある人達の機会をつぶしている。
クオリティーの高いアニメや漫画が多い事が救いだ。
お金のかからない?クイズ番組や、タレントの旅と食、
お涙頂戴定番の子供と動物ばかり。
ゲームで遊ぶタレントの姿より、幼稚園の運動会を見る方が、よっぽど楽しい。
社会的役割を、人々の優しさを利用し、演出し、最初と最後だけの過程の無い共感を強要して、応援しているフリだけのチャリティー番組。
責任のとれないドラマを挟み込む無神経さ。
それが証拠に、完結形で、その後が無い。
どう、その番組で変える事が出来たかの検証も、最後まで見届ける責任も取らない。
ならば、製作費を寄付する方がよっぽど良い。
助けるべき人達の代弁として、
社会に、企業に問えばよい。
世に問えばよい。
政治に問えばよい。
話題になったアスリートの病気克服放映も、切り口として、同じ病気で苦しんでいる子供たちに、もっと掘り下げる事が出来たはずだ。
関心を持ってもらう絶好のチャンスだった。
アスリートも人間であり、ドラマティックな色付けの特別扱いは、逆に失礼ではないのか。
遠くから暖かく見守り、事実だけを伝えるだけのやり方もあったはずだ。
バラエティもニュースも、掘り下げが中途半端で、万人受けで中身の薄いまま、切り取りと切り貼りの放映をし続けている。だからバラエティなのかもしれないが。
TVは政治にも媚びだして、その役割を機能不全にしているとしか思えない。
TVという概念をそろそろ見直さないと、流しっぱなしのBGMになるだけだ。
TVに出来る事を、自ら放棄しているとしか思えない。
サブスクリプション(subscription)サブスクが定着し、良質なドラマが、沢山ある事に、皆が気付き始め、日本のTVの質の悪さが証明されてきている。
韓国ドラマやタイのCMの質は、日本よりはるかに上だ。
まだまだ、紹介しきれないほど、たとえ発展途上国の国でも、はるかに日本を凌ぐ番組を作っている。
公共放送も民放も、ディレクターの思い入れが伝わる、優れたドキュメンタリーや番組が多くあるのも事実だ。
私も楽しみにしている番組が幾つかある。
元気をくれる番組もある。
そして、たくさん学ばせてもらった。
しかしTV離れが進んでしまっては、残念ながら、陽の目を見る機会が減る一方だ。
日本には素晴らしい才能を持った、アーチストやタレントがいるが、その人達を見る媒体はTVではない。
彼らは、日本を飛び出し、動画共有サイトや映画でしか見られない。
お笑いやドラマ、ニュース、良いものを作れば、バックの企業も視聴者も観るし、動くものだ。
「良俗に反する」「下世話」「ひんの無さ」「品行方正」それを問題提起にはしていない。
エレキギターや長髪が不良とされたり、白い下着が学生らしさと、訳が分からない事を言う人達は、
いつの世にもいて、それらと同列でTVの在り方を問うてはいない。
作り手の情熱を問うているのです。
多様性の、あり方を問うているのです。
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