最近のTVは食に関する番組多いように思いますが、大食いや早食い、グルメリポート。辛い食べ物を食べきれるか。有名シェフや芸能人が判定する料理。ニュース番組まで食リポ?ゴールデンという時間帯に流され続けています。
私個人は、やるせない気持ちになっています。
視聴率や裏にいるスポンサーや企業戦略。色々な思惑があるのでしょう。「観なければいいじゃないか」その通りです。
でも、確実に世界規模で、食糧不足は起きているのです。
美味しさや見た目、季節を食で味わえることの素晴らしさ。
その背後にある、伝統や文化は、とても大切ですし、受け継いで、伝承していくべきです。
そこには先人たちの努力や知恵が織り込まれているからです。
ただ、この日本で毎日毎日、捨てられる食品。形が悪い、規格に合わない、賞味期限が近いなど、たったそんな理由で大量に捨てられていることも、知っておくべきです。
知らなければならないのです。
単に「娯楽番組で面白いから」の裏に隠れている事実をもっと学校で教えるべきです。考える知る機会を、子供たちにもっと与えて欲しいのです。
人任せでなく、大人一人一人がやるべきことなのです。
なぜなら、子供は未来そのものです。彼らから選択する機会を奪ってはいけないのです。
でないと子供たちの選べる道が、どんどん狭く、減ってしまうからです。
私達は、奇跡の星に住んでいます。
そして奇跡の確率で生まれ、進化し適応してきました。
でも、いつ何が起きるのか、どうなるかは、危機を訴えている人達でさえ、予測は出来ても解りません。
奇跡の確率という、いつ途切れてしまうかもしれない狭い道の上を歩いているからです。
知らない事、無関心でいる事が、何よりも愚かな行為を生んでしまう事に繋がっていくのです。
「なぜだろう?」「どうして?」「知りたい!」想像力を持つ事がとにかく第一歩で、右から左に流しているだけでは、考えるキッカケには、なりません。
入ってくる情報、感覚は、脳で処理されます。
色々な事を知れば知るほど、おのずと行動も変わっていきます。
感謝やありがたさ、憂いや悲しみ、今までにない、起きえない感情が、日々の何気ない生活の中でも沸き起こり、豊かに味わえるようになります。
いつもの景色が変わって見えてきます。
想像力が優しさを生み出すのです。
当たり前を当たり前としない感性。
誰かの助けになるという想い。
未知なものへ挑戦の糸口となる想像力で、数々の発明や文化、あらゆる分野での、基礎を担ってきました。
想像力がある事で、人類は生き長らえてこられたのでしょう。
もう一度書きますが、子供達から想像力を奪わないように私達大人は気を付けるべきです。
時代遅れの制度や昔からそうやってきたと言う前に、違った外観や考え方、色々な個性や性別を受け入れる事で、また、当たり前として考える事で、より多くの想像に満ちた、目のキラキラした子供が増えるに違いありません。
元ビートルズ John Lennon(ジョンレノン)の1971年の曲「Imagineイマジン」
あまりにも有名な、私も大好きな曲で、ご存知な方も多いと思いますが、チャンスがあれば、聞いてみてください。歌詞も心に響く名曲だと思いますよ。
イマジン:アルティメイト・コレクション(1CDエディション)(SHM-CD)