心の道標

様々な自分の疑問に、自分で答えを見つける旅

みんな同じ色を見ている?⦅電球とLED⦆(1)

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おてんとうさまが恋をした。

夜の お月に恋をした。

夕暮れ お月が出るころに、

あわてて山かげ隠れても、

赤い空見た お月には、

照れてる顔が目に浮かぶ。

 

おてんとうさまのその想い、

夜の お月を光らせて。

惹かれた お月は昼日中、

少し控えた昼の月。

 

やがて二人は結ばれて、

あたりが突然暗くなり、

ダイアの指輪が光ったと

 

鉄腕アトムで有名な『手塚 治虫』さんは、幼少期に昆虫や科学、天文学に興味を持つようになり、その経験が後の作品にも大きな影響を与えたとされています。(影響を受けたモノは、ディズニーや戦争、医学と幅広くあります。)

兎に角、見たモノを絵にしてしまう手塚さんは、医師時代にカルテに患者の顔を書いていたとも言われているぐらい、観察力が凄かったのです。

 

『ちからたろう』(第2回世界絵本原画展「金のりんご賞」受賞、今江祥智文で有名な、日本を代表する絵本作家、美術家。

『田島 征三(たしま せいぞう)』さんは2021年のラジオ番組で、自分の絵の原点は、一家で移住し、幼少期を過ごした高知県芳原村(現在の高知市春野町)での、自然とのふれあいからだと話されていました。

 


ちからたろう (むかしむかし絵本 (5)


つかまえた

『ちからたろう』(第2回世界絵本原画展「金のりんご賞」受賞、今江祥智文で有名な、

日本を代表する絵本作家、美術家。『田島 征三(たしま せいぞう)』さんは2021年のラジオ番組で、

自分の絵の原点は、一家で移住し、幼少期を過ごした高知県芳原村(現在の高知市春野町)での、自然とのふれあいからだと、話されていました。

 


石ノ森章太郎のマンガ家入門

仮面ライダーで知られた漫画家、『石ノ森 章太郎(いしのもり しょうたろう』さんも、宮城県登米郡北部にあった石森町(いしのもりちょう)現在の登米市中田町石森で過ごした、幼少期に見た自然や学校での出来事などが、漫画の原点であったという事です。

 

自然の中で見つけた、色々な彩りや風景が、大人になってからの糧となり、人とは違う感性を磨かれてこられた方々が、素晴らしい作品を生み出してきています。

それは有名になる、ならないは別として、その後の生き方、人生に、環境というものが大きく影響するという裏打ちであり、幼少時に想像力を養う場所がいかに必要かという事を示しています。

最近町の中で見る光、イルミネーションや看板、街灯、信号機は、どんどんLEDへと置き換わっています。

LEDは発光ダイオード( Light Emitting Diode)の事で、半導体素子を利用して光り、熱も電気も従来のフィラメント型(細かい糸状の構造に電流を流し発光させる方式)のいわゆる電球と呼ばれていたものよりも効率がよく、寿命が長い為、また省エネも兼ねて急速に普及しました。

特に、車のブレーキランプやウインカー等もLEDを使ったタイプも増えています。

運転している時、前のブレーキランプがやたら眩しく感じる事はよくあると思います。

最近ではLEDを眩しくさせない工夫をしたものも、沢山作られるようになってきましたが、違いを解りやすく説明すると、電球型は拡散(自然にゆっくりと空間全体に広がっていく現象)しLEDは特定方向に直進するという光の出方の違いによるものです。

懐中電灯で光を絞り込むと遠くがよく見え眩しく、逆に広げると視野が大きく眩しくない現象と同じ事です。

 

自然の中では、直進するLEDの様な光は存在していません。

すなわち、はっきりとした色、変わらぬ色では無く、拡散した常に変わっている色を見ている事になります。

勿論、自然光ですから目に優しく、おかしな言い方になりますが、見たモノが本物の色として私達は認識しています。

自然が作り出した「目」で自然を見ているからです。

野に咲く花や、果実、夕焼けもあなたが、直接自分の目で見る限り、本物の色です。

これは非常に大切な事で、例えば工場で製品に人工の照明下で色を塗り、納品先で見ると違った色に見え、苦情が出る事もあるのです。

またスーパーで陳列されている食品も、照明により本来の色と異なる色になる為、より自然に見える様に工夫されています。

まるで、そこでもぎ取ったミカンの様な色に近づけているのです。

そこでパラドックス(paradox) ⦅逆説、背理、逆理)⦆の様な話になりますが、生産者側は、製品や品物の色を、ほとんどが人間が見て判断しています。(分光測色計、いわゆる機械的に色を測定している場合もありますが)

「綺麗に見える」「自然に近い」「妖艶だ」と、見ている人間の今まで脳に蓄積されてきた情報を元に、決めているのです。

しかしここにおかしな現象があります。

その色が正しい色かどうか、誰にも解りません。

何故なら、例え機械的に測定しても、見た人によって変わるからです。

悲しい気持ちで夕日を見る時や、すがすがしい気持ちで朝日を拝む時と同じです。

最終的には「落としどころ」「無難」「妥協」がそこには働いている事になります。

そして消費者や購買者も人間ですから、当然人によって違う色を見ている事になります。

「思っていたほどいい色では無い」「美味しく見えない」「見事な光り方だ」「早く食べたいくらい」と……。

あなたが見ている色は、果たして本当の色でしょうか?

「みんな同じ色を見ている?」は、3記事で構成されています。

続きも是非読んでくださいね!


アインシュタインにきいてみよう アインシュタイン150の言葉
 

「Few are those who see with their own eyes and feel with their own hearts.」
『自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない』

 

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